朝日選書41として1975年に発行された。
文学学校に情熱をもやし、アラブの仲間と語らい、亡き友花田清輝を想う、そしてまたSLに胸を躍らせ、「南海ホークス」に一喜一憂する――読売文学賞に輝く大阪市井の詩人が綴る珠玉の散文。
目次
- 大阪の道すじ
- わがユートピヤ紀行
- 空飛ぶ上記機関車
- 庶民の文化とはなに
- 大阪文学学校二十年
- 終の栖
- アラブの詩人と
- 教室の詩論
- 詩を書き唄もうたう
- 「モダンタイムス」とシカゴ詩集
- 葦原の痕跡――花田清輝のこと――
- あとがき
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