ジャズ・エイジ 中上哲夫詩集

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花梨社から2012年9月に発行された中上哲夫の第12詩集。序詩を含めて22篇。大家正志が作品論を、八木忠栄が詩人論を寄せている。2013年の第28回詩歌文学館賞受賞。

 

[受賞のことば]
自己にこだわりすぎる、もっと他者のことを思え、といわれたことがあった。つねに人類のことを考えていたパウンドを見習え、と。もっともだ、と思う。だけど、わたしは〈わたし〉にしがみついているわけではない。手放さないだけだ。命綱のように。なぜなら〈わたし〉を掘りつづければ、普遍という地下水脈につき当たると信じているので。
 そんなわたしの小冊子のような薄い詩集をひろい上げ、光をあててくださった選考委員の皆さんに感謝するばかりだ。(上記URL詩歌文学館の「受賞のことば」より)

 

 

中上哲夫にはCD-ROM詩集『歌と彷徨』があり、電子媒体での作品発表にも積極的な態度が伺える。本作品集はePubでも販売されている。

 

書評
詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)
 

 

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