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化石 関口フサ詩集

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1984年、あざみ書房から限定250部で出版された関口フサの第三詩集(第一詩集は『火の声』、第二詩集は『形』)。第9回現代詩女流賞候補になった。

化石

 

薄闇の中では
何も見えなかった
猫のようにひらいた
瞳孔でみつめた
先も薄闇がつづいた

薄闇の中で耳を澄す
何か物音はしないか
少しだけ動く気配はないか
化石になり
化石の先を聞く

耳の向うにかすかな丘があって
こわれた受像機が
おちている

 

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