春の海のうた 山村暮鳥童謠童話集

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1941年、教文館から発行された山村暮鳥(1884~1924)の童謡童話集。編者は中柴光泰、装幀挿画は高瀬勝男。

 

 巻頭の「春ともなれば」は下のお嬢さんに書いていただいた。はるかな美しい追想である。標題の「春の海のうた」は童謡の一篇の名からとった。
 次に夫人のお調べによつて作品別を示すと、童謡に於ては、
一、未発表のもの、及び未発表と思はれるものが十七篇。このうち十三篇は無題。ここでは適宜に假題を附し、括弧を以って他と區別して置いた。
一、残りの二十八篇は雑誌所載のもの。このうちには誌名の不明のものも若干ある。発表年度は大正十年から十三年に至る間で、主たる雑誌は「少年倶楽部」「少女界」「金の船」「日本詩人」等である。
 童話に於ては、「一銭の幸福」が未発表と思はれるもので、「庭頭のこと」は大正十二年イデア書院のパンフレツトに、「一夜の宿」は大正十三年「金の船」に、「自分の馬鹿をさとれ」は同じく十三年「少年倶楽部」に載つたものである。
 以上童謡四十五篇、童話四篇、凡て既刊の著書には入つてゐない。

(編集後記より) 

目次

春ともなれば 山村千草

 

童謡
春の海のうた
麥搗き
(おちいさんてば)
雪虫の唄
(霰)

驟雨(にはかあめ)
(とんぼ)
おはじき
鈴蘭の唄
大寒小寒(おおさむこさむ)
木苺
渡り鳥
鯉のぼり
鼴鼠(もぐら)の唄
(つばめ)

星祭
海景(かいけい)
(裸んぼ)
鱸舟(すずきぶね)
天(そら)を眺めて
(蝶々よ蜻蛉よ)
萱草(かやぐさ)
西瓜畑
雪のあした
(どこかのをばさん)
雪の歌
影法師
指のうづまき
時雨
(からす)
山と山
椎の實
(ちゃうちん)
とらんぷ
冬の木木
初燕
落ち葉
麥の穂
冬のよあけ
千鳥
手ぶくろ
(鬼灯)
籾磨り

 

童話

一夜の宿
庭頭(にはさき)のこと
一銭の幸福
自分の馬鹿をさとれ

 

編集後記 中芝光泰

 


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