森の中で ジョナス・メカス詩集 村田郁夫訳

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1996年3月、書肆山田から刊行されたジョナス・メカスの詩集。翻訳は村田郁夫

 

 本詩「森の中で」は、メカスの詩集『ばらばらな言葉』(シカゴ、一九六七)の中の二番目の詩として、他の四篇の詩「映像」、「旅の断片」、「岸辺で」、「閂」と共に収められている。どの詩も同じ形式をとり、一行が一語で綴れられているか、あるいは、一語が「ヨー/ロッパ」(八五頁、九三頁)のごとくに(リトアニア原詩ではハイフンで)分かち書きにされ、次行に跨っている。このような形をとる詩は他のメカスの詩集には見あたらない。
 リトアニアの詩人ユスティス・マルチンキャーヴィチュスは、メカスの『詩集』(ヴィルニュス、一九七一)に寄せた序文で、「この『ばらばらな言葉』の詩集には、詩人の体験が――器械の内部に秘められている締めつけられたバネのごとく、時計の針のように思考を追って、――時を刻み、一語ごとに――鎮められることなく、容赦なく、不可避的に、人間と事物の本質に迫っていく」と書いている。詩人ならではの言葉と思う。(「訳者付記及び注記」より)

 

 

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