この覚書は「詩学」一九八一年九月号から八三年八月号まで(途中二回ほどの休載をはさんで)、約二年間にわたって連載されたもので、内容は、若干の字句を訂正したほかはほぼそのまま、本書における章分けも、連載時の回数に対応している。(「あとがき」より)
目次
- 序詩 銅の海辺で
- 序章 マケイシュバラの笛
- 1 東方への旅
- 2 「狂気」と「旅」のはざまで
- 3 よみがえった死者*
- 4 よみがえった死者**
- 5 よみがえった死者***
- 6 ナポリの一夜*
- 7 ナポリの一夜**
- 8 ナポリの一夜***
- 9 菫色の薔薇・深淵の聖女*
- 10 菫色の薔薇・深淵の聖女**
- 11 菫色の薔薇・深淵の聖女***
- 12 瀆聖への叱責
- 13 一枚の草稿の謎
- 14 一枚の草稿の謎**
- 15 一枚の草稿の謎***
- 16 愛神の島にて
- 17 小説『阿呆大王』はいつ書かれたか
- 18 古い土地・古い歌*
- 19 古い土地・古い歌**
- 20 詩の領土