2007年9月、ポプラ社から刊行された渡邊十絲子(1964~)の第1エッセイ集。
本書の原稿は、二〇〇三年初夏から今年二〇〇七年のはじめにかけて、webマガジンに連載したものです。もっと大量に書いたのですが、収録しきれませんでした。いま改めて原稿を読みなおすと、時の移ろいを感じます。(「あとがき」より)
目次
Ⅰ詩人ですが何か?
- 詩人と名のれない
- 試練の美容院
- たかが挨拶のことで不眠になるほど悩む若くない芸術家の肖像(長い!)
- すき
- きらい
- 詩人と選挙
- 散歩の凡人
- ごきぶりとわたし
- 詩人、ぶちぎれる
- 忍術
- ながいながい紙のはなし
- 見知らぬ人を見よ
- カラスの健康
- 連敗力
- 連敗力のその後
- 使いにくいのよ
- BGMを愛する
- 匂いと記憶
- なりかわる快感
- 譜面愛
- 愛と青春の東急バス
- 悪い人
- 日常の裂け目
Ⅱ抱きしめたい人びと そうじゃない人びと
- 春の風物詩
- 詩人と土曜の午後の訪問者
- 最強の町内会
- 電車耳(抱きしめたい人びと)
- 制服の処女
Ⅲ詩人取扱説明書
- 「詩人の感性」っていったい……
- 詩人探偵コナン「詩人の感性の謎」解決篇!
- 詩人活用術
- ないです
- 父親語
- わかりやすいニュース
- 大日本囃し言葉保存会を発足させたいなあと思うだけは思っていますが
- 周回遅れの弁
- 強烈な恐怖とピンクの付箋について
- 夜の王国
- 続・夜の王国
- 驚異と共感のはざま
あとがき