詩的リズム・続編 音数律に関するノート 菅谷規矩雄評論集

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 1978年3月、大和書房から刊行された菅谷規矩雄(1936~1989)の第8評論集。

 

 本書は、表題のとおり、一九七五年におなじく大和書房から刊行された《詩的リズム――音数律に関するノート》の続編にあたるものです。したがって前著とあわせてよんでいただけるなら、著者あとしてこれにこしたことはありませんが、この続編だけでも、それなりの完結度をたもちうるように配慮したつもりです。日本語のリズムに関するわつぁいの基本的なかんがえは、本書ではさいごの二章にまとめてあります――これは、前著の第一章にしるした着想を、いっそう基礎的に理論化するための試みです。また、ほかの各章は、リズム論の応用篇であるとともに、それぞれ独立した一篇の評論としてうけとっていただければ、著者としてじゅうぶん満足であります。(「あとがき」より)


目次

 

  • 一、定型とヴィジョン――萩原朔太郎の「リズム」
  • 二、うた日記前後――森鴎外の詩
  • 三、四三調の結句について――茂吉説の検討
  • 四、牡丹の句――字余り論
  • 五、近世七五調――道行体
  • 六、音脚説批判
  • 七、星めぐりの歌など――宮沢賢治歌曲集
  • 八、声の行方、歌の両極
  • 九、等時拍、音数律、リズム――その一
  • 十、等時拍、音数律、リズム――そのニ

参考文献
あとがき
目次詳細

 

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