時間詩集1950-1952 時間同人アンソロジー

f:id:bookface:20170731024007j:plain

 1953年7月、北川冬彦(1900~1990)が主宰する時間社から刊行された時間同人たちのアンソロジー。奥付は「時間詩集1953」となっている。装幀装画は増田俊之助。

 

 われわれのネオ・リアリズム機関誌「時間」は来る五月で創刊満三周年を迎える。その記念として、一九五三年版『時間詩集』の発刊を企て、編集を終了した。
「時間」創刊以来の同人は、延百三十一人に及んでいるが、今回の参加者九十一名のうち、現同人六十三名、休止同人並に会友二十数名である。休止同人というのは経済的事由から一時同人を休止している者で、会友というのは「時間」の支持者と旧同人から成っている。河邨文一郎、扇谷義男、和田徹三、長島三芳の四氏には、会友として参加をお願いし快諾をえたのである。(「あとがき」より)

 

 

目次

序に代えて

  • ネオ・リアリズムの展望 北川冬彦
  • ネオ・リアリズム的思惟 抄 殿内芳樹
  • 新現実主義(ネオ・リアリズム)の個性 山田孝
  • ネオ・リアリズムと記録性 長尾辰夫
  • 新現実主義(ネオ・リアリズム)とカトリシスム 澤村光博
  • 非対象芸術の詩に於ける展開 佐藤三夫

作品

  • 加藤つや子 Au revoir 他四篇
  • 喜寅茂夫 汗
  • 稲積英子 愛の糸
  • 朝倉信太郎 頭につきささつた破片
  • 高木檀 無頼な街 他六篇
  • 江川秀次 僕の思惟の曇天の日に
  • 千明巌 舞踏靴 他六篇
  • 川崎利夫 弔旗
  • 佐藤武 蝶
  • 眞野喜惣治 聴診器
  • 南日耿平 十種競技デカスロン)他五篇
  • 伊藤哲郎 脱穀
  • 加川紘子 伝説
  • 北本雅夫 弾道
  • 牧章造 義眼 他四篇
  • 佐藤三夫 エウロパ 他三篇
  • 鵜木義信 冬の片隅 他二編
  • 廣川まち 硝子戸
  • 平野正文 銀蝿と赤痢
  • 岸本徹 ガラスのない円蓋
  • 長島三芳 白鳥
  • 櫻川直子 星のうた
  • 櫻井勝美 廃帝
  • 長尾辰夫 花と不滅
  • 松崎粲 波止場
  • 松原良輝 墓掘人夫の手記
  • 立川千年 骨
  • 山本文夫 廃墟
  • 波汐國芳 狗にくわえ去られた風景 他三篇
  • 鵜澤覺 磁気嵐
  • 上野仁 十字架
  • 谷修平 地底の歌
  • ツネオ・フカツ 地の街角
  • 町田志津子 顔
  • 木暮克彦 首
  • 長尾和男 神と詩人
  • 井川二郎 かけ出し時代
  • 伊賀良一 黒い讃歌
  • 下條正雄 クレゾール地帯
  • 鈴木勲 亀裂 他四篇
  • 山田四十 空間==時間
  • 菅原政雄 荒野
  • 岡田修 建設
  • 北里志郎 北への路程
  • 島來展也 顔の中の魚
  • 上村栄市郎 空間
  • 吉田久小爾男 無惨な生
  • 河邨文一郎 港の灯
  • 濱 康雄 窓だらけの地図
  • 今西博之 街について
  • 金井光子 無言劇
  • 景山誠治 人間雑草
  • 殿内芳樹 墜ちる天 抄
  • 松岡寛 冐せざる位置
  • 玉生喜八郎 喇叭
  • 北川冬彦 三位一体
  • 杉山市五郎 戦争
  • 飯能次夫 歴史 他四篇
  • 山田孝 新博物誌
  • 藤一也 聖譚曲集 抄
  • 井出正俊 作品
  • 盛合要道 詩五篇
  • 浦田啓男 死火山の連る村
  • 小原仁 囚房の眼 抄
  • 堀ノ内辰夫 SITUATION
  • 川崎治夫 屍体は郷愁する 他六篇
  • 西田道雄 昇天 他三篇
  • 高田正七 すとらいき
  • 伊藤幸也 黒内障(そこひ) 他五篇
  • 禾山昌二 挿話
  • 池田正洋 主体性の喪失
  • 和田徹三 癲狂院の庭
  • 藤富保男 テーマ
  • 沖嘉雄 対決
  • 田中眞 対座
  • 佐々木高見 ツンドラ四季 他一篇
  • 山海清二 手品 他五篇
  • 瀬戸正夫 陶器と蛭
  • 中島俊雄 都市 抄
  • 稲住頼光 台風の眼
  • 近藤恒一 腕
  • 澤村光博 動かざる旅
  • 青田光子 海 他四篇
  • 扇谷義男 矢印 他一篇
  • 江頭彦造 病んだ海
  • 大河原巌 夜明けまで
  • 俣野衞 夜の構図
  • 杉浦英一 谷中の墓地
  • 師晴郎 隧道
  • 安田博 Z氏の症状 他二編

ネオ・リアリズム詩運動三ヵ年の足跡 櫻井勝美
あとがき 編纂委員

 

NDLで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索