風の距離 郷原宏詩集

f:id:bookface:20170809230052j:plain

 1976年9月、紫陽社から刊行された郷原宏(1942~)の第3詩集。

これは「執行猶予」「カナンまで」に次ぐ私の三冊目の詩集である。ここには前詩集発行後ほぼ三年のあいだに、さまざまな理由でさまざまな場所に書いた作品十五篇を収録した。この期間、私は数多くの散文を書いたが、詩は少ししか書かなかった。書けなかった。自分のなかで、詩と散文の区別が次第に不分明になっていくのを感じている。(「少数の読者のための私註」より)

 

目次

旅にしあれば

  • 分水嶺
  • 蓬莱曲
  • 追分
  • 多麿
  • 出雲
  • 遙かなる旅

ただこのように

  • 風の距離
  • 驟雨のように
  • 沙羅雙樹
  • 珈琲讃歌
  • 反・異邦人
  • 朝の市民

またあるときは

  • 海と探偵Ⅰ
  • 海と探偵Ⅱ

少数の読者のための私註

 

NDLで検索
日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索