1941年8月、青木書店から刊行されたジェラール・ド・ネルヴァル(1808~1855)作「火の娘」の翻訳。翻訳者は中村真一郎(1918~1997)。
目次
解題
アレクサンドル・デュマに
- シルヴイ
- 一 失はれた夜
- 二 アドリエンヌ
- 三 決意
- 四 シテエルへの旅
- 五 村
- 六 オティス
- 七 シャアリス
- 八 ロワジイの踊り
- 九 エルムノンヴィル
- 十 縮れ毛
- 十一 歸り路
- 十二 ドヂュ爺さん
- 十三 オオレリイ
- 十四 最後の數葉
- ジェミイ
- 一 ジャック・トッフェルとジェミイ・オダワテイとが同時に二本の赤い玉蜀黍の穗を引拔いた顚末
- 二 ジェミイ・オダワテイが餘り大きな馬に乘つて集會に出掛けると云ふ誤りを犯した顚末
- 三 ジェミイがジャック・トッフェルの家に歸つた顚末
- 四 ジャック・トッフェルとその二人の妻との經緯
- 五 とは云へ二本の赤い穗が矢張り前兆であつたと云ふことが判制つた次第
- オクタヴイ
- イシス
- イシス補
註
後記(ネルヴァルに就て)