2010年3月、思潮社から刊行された小池昌代(1959~)の第12詩集。第18回萩原朔太郎賞受賞。
本書に収めた詩は、印度・コルカタへの旅(二〇〇九年二月十八日~三月五日)から生まれたものである。旅の模様は、その後、世界一番紀行「世界で一番人がひしめきあう街」という番組として、NHK衛星ハイビジョンで放映された。帰国後の同年三月十六日~四月十六日の一ヶ月間、紀ノ国屋渋谷店において、小池の選書によるフェア「ことばが生まれるとき」が開催された。本書中の詩は、フェア期間中、毎朝一篇ずつ書かれ、店頭で発表・掲示された。まとめるにあたり、数篇を除外し、発表日付順に並べた。
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