1936年5月、第一書房から刊行された春山行夫(1902~1994)の第1評論集。
目次
はしがき
I
- 詩の對象
- 二種の詩人
- 詩と詩といふもの
- SpiritualとMaterial
- 詩と詩論
- ポエジイと文學
- 作品の批評
- 内容主義と形態主義
- 自由詩と民衆詩
- 内容主養の矛盾
- ポエジイの退化
- 革命の詩と詩の革命
- 思想性と藝術性
- 對象と方法
- 詩のイズム
- 二種の自然主義
- 二種の超自然主義
- シュウルレアリスム
- 自然主義と現實主義
- 文學と藝術
- 文學の藝術性
- 事實と藝術
- 反抗の精神
- 本能と主知
- 詩の進化
II
- 詩の形態
- 序說
- a フアソン
- b ポエジイとポエム
- c 散文詩と自由詩
- d 散文詩の分析
- 詩と散文
- a 韻文
- b 韻山卽ポエム觀
- c 詩でないもの卽ち散文觀
- d 詩は散文以上
- 韻文の美學
- a 韻文のメタフイジック
- b レトリック
- 散文の發生
- a 散文詩の限界
- b 意味の出發
- c 散文の詩學或は<意味の意味>
- 結論
III
- 純粹詩とフオルマリスム
- ポエジイの進化
- ステイルとフオルム
- フオルマリスム
- 超自然主義としての純粹詩並びにその文學的方法としてのフオルマリスム
- 結語
- 超現實主義の詩論についての覺書
IV
- 批判的方法か發生的方法か
- 發生的方法論の詩人
- 相對的批判者
- 所謂プロレタリヤ詩論
- 今日の詩人
- 事實の藝術より秩序の藝術へ
V
- 主知的詩論について
- ポエジイ論
- 今日の詩
- 《超現實主義詩論》をよんで
VI
- 感性論覺書
- 文學の革命について
- イズムと文學
- 反フオルムの現象
- 詩に於ける實驗
- 表現に於ける内容と形式
- 言語の使用法
- 主知主義の文學論
ノート