1971年新潮社から刊行された中尾彰(1904~1994)の第1詩集。装幀は著者。
目次
1
- 土堤
- 杖よりも
- つわぶきの花
- 涙
- 芒道
- 目
- 冬うぐいす
- ジンクス
- 木になる
- 或る夜
- 旅仕度
- 若しも私が
- 残っていない
- 休むところ
- 兵士のように
- この頃
- 雪
- 高遠の桜
2
- 童女のように
- 生死
- 昨日までは
- 居なくなる
- 早春悼歌
- 電車の中で
- 日記
- 空しいやまどり
- 陽溜りで
- 夕暮
- 蓼科悼歌
- 妻の旅
- 後姿
- 数える
- 古い写生帖
- 妻恋い
- 公園で
- 大根盗人
- 絵を描く
- 老いらく
- アメリカはなみずき
- はつ夏
- 蓼科夏のうた
- 悲しみ
3
- 追憶の花五つと古扇――連翹
- ライラック
- うぐいすの花
- スイートピイ
- 郭公花
- 古扇
- 蓼科の本
- もじずりの花
- 雪の子人形
- 花キチ
- 猫部屋
- O夫人へのてがみ抄
- O夫人へのてがみ四十五年秋
- O夫人へのてがみ抄四十五年冬
中尾さんの詩 佐々木基一