2015年9月、土曜美術社出版販売から刊行された花潜幸(1950~)の第3詩集。装幀は直井和夫。第23回詩と思想新人賞受賞作。第49回小熊秀雄賞候補作。第11回三好達治賞候補作。
目次
I
- 「みかんの花咲く丘」
- 初めの頃であれば
- 帰還
- 遺書になる
- 小さきものをそっと抱く
- 十一月の影
- 上野駅
- 母が消えた後のこと
- 浜の記憶
- ギタリスト
- 手荷物を取りに
- 通夜
- 遺品
- バカンス
- 冬の家族
Ⅱ
- 秒針
- ひぐらし
- 「おや」
- おしまい
- 春のトルソー
- 島の少年
- 待つひとたち
- 鳥にとぶ岬
- 美しい感染
- 曲馬団
- ラストダンス
- 時の在りよう
- 夏に溢れし水
- 《七月の葬儀》
- 《八月の記憶》
- 逃避行
- 喪失
- 絵のなかの子ども
- 影を切る子ども
- 何処へ
- 惑星
Ⅲ
- ボタン
- ワルツ
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