1966年8月と1968年5月に、新日本出版社から刊行された江口渙(1887~1975)によるプロレタリア文学運動記。上下巻。題字は著者、装幀はまつやまふみお。
目次
- 一 書きだしの言葉
- 二 日本フェビアン協会のこと
- 三 芥川龍之介はなぜ自殺したか
- 四 マルクス・レーニン主義の道へ
- 五 日本プロレタリア作家同盟の結成
- 六 渡辺政之輔と山本宣治の死
- 七 日本で最初の労農葬
- 八 党のための文学と小林多喜二
- 九 すぐれた評論と戯曲
- 十 第二回大会前後
- 十一 文学大衆化の問題
- 十二 作家同盟への最初の弾圧
- 十三 ナップからの戦旗の独立
あとがき
- 十四 ハリコフ大会と文戦打倒同盟
- 十五 大混乱の第三回大会
- 十六 中央委員会の自己批判
- 十七 弁証法的創作方法の問題
- 十八 壁小説と「文学新聞」
- 十九 「作家同盟パンフレット」第一号
- 二十 私の家に飛びこんできた戦旗社
- 二十一 日本プロレタリア文化連盟の結成
- 二十二 プロレタリア文化連盟に弾圧下る
- 二十三 作家同盟第五回全国大会
- 二十四 反撃に立ち上がるプロレタリア文化連盟
- 二十五 われらの陣頭に倒れた小林多喜二
- 二十六 作家同盟ついに解体
あとがき