2001年3月、岩波書店から刊行された小池昌代(1959~)のエッセイ集。装幀は丸尾靖子、装画は寺田伸子。
目次
- バスに乗って
- 言葉のない世界
- カフェの開店準備
- カミサマの居る場所
- しんとぼん
- 小名木川
- 岸上さんの誕生日
- 潮風の思念
- 蟹を食べる
- 書庫と盗作
- 意味の逆襲
- てっちゃん
- 難波さんと競馬場へ行った
- いくつかの官能的なこと
- 田村家の玄関
- 洋菓子店の客
- 蕎麦屋の客人
- チェンバロの夜
- 緑色の目の女
- 人殺し
- 真夜中の花と不思議な時間
- 『私』の領域
- 老いと詩の結び目
- おぶう、落し紙、ストンキング
- 庭をめぐる短い覚書
- 母の怒り
- 店じまい
- 音楽会が終わったあとで
- オヤシラズを抜いたり、詩を読んだり
- 紅い花
- ことばの出てくるところ
- 根菜類
- 詩の好きな人もいる
- 眼鏡のひと
- 古川房子の物語
- 沈黙の種子
- 家族の時間
- レッスン室の版画
- ざわめきを聴きにいく
屋上への誘惑――あとがきにかえて