1969年2月、東京出版センターから刊行された山本政一(1929~1996)の第2詩集。
『動物詩集』をだしてから一年たっった。まだ早いという気もしないでもないが、二冊目をだすことにした。こんどの詩集のほうが、第一詩集というべきで、初期の詩を集めたもので、私が、どうしても、素通りすることのできなかったものばかりである。この詩集をだすにあたっても、菅原克己氏に、いろいろご心配をおかけした。(「あとがき」より)
目次
- 恋人
- 詩人の妻
- 浜木綿
- いとこ
- 縁日
- 初恋
- 再会
- 教室
- 初夏
- 巴里祭
- 長谷川利行
- 伯母
- 狂言
- 幼女の死
- かれ
- オイディプス
- 夜明け
- 逃避
- 男
- 野
- 涙の兵士
- こぶしの花
- 神話
- イエルマ
- 夢
- 湿地帯
- 誕生
- 仮面劇
- 犠儀
- 地獄草紙
- 殉教
- 村
- なにが なにを
あとがき
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