1979年10月、あすなろ社から刊行された福中都生子(1928~2008)の詩集。装画は赤坂三好。画像は1981年2月の2刷版。港野喜代子の一周忌に捧げた『においすみれの咲く庭で』(VAN書房刊)に次ぐ第11詩集。
目次
女はみんな花だから
- 女はみんな花だから
- 花のゆくえ
- 素足の雨
- 花散里
- 早春
- 顔
- 脱ぐ
- 墜ちる
- 湖のほとり
- ねじりばな
- 根の声
- 十歳の夏
- 牝馬の春
- 女坂
- 花の坂道
- 花は海から
- 貝
- 花の大地
- 哀咬花
- 花の夢
阿部定の白いハンカチ
- 阿部定の白いハンカチ
- ウォーランドに風が吹く
- 夢幻同棲
- 泣き鬼女のなみだ坂
- 逢坂山検問所
- 元祖菓子大明神
- 役の小角
- ななかまど
- 川のほとりに人は住み
- 万里の長城
- 制服
- 洞が峠
- 夕月峠
- 花魁坂の花ふぶき
- 白百合坂の少年
- みやこわすれの都のはなし
- 白百合坂をゆく人
- 風のとうり道
- ピカソの眼
- 仕掛け
わたしの大阪日誌
- たちどまる風
- 一週間の留守
- 通い婚の記憶
- キス責め
- 定期券
- おぼえていますか
- うたえないうた
- みそしるの作り方
- ちち恋いの記
- 女ざかりのおばさまが
- 柿の葉のてんぷら
- 三原山
- 米の話
- わすれるべからず
- 河北潟
- 合歓木の里
- わたしの町
- 風景をかえせ
- ことはじめのことば
- 砂丘の駱駝
あとがきにかえて
- 女は男が知るほどには
- 女の甘えと夢を雄花の胸に
- 詩はもうひとつの人生
- コップ一杯の水のように