1980年5月、干刈あがた(1943~1992)がデビュー前に本名の浅井和枝で刊行した私家版。散文と採集した島唄。『干刈あがたの世界 1 樹下の家族』(河出書房新社、1998)に再録されている。
目次
ふりむんコレクション
Ⅰ 島
- ミミ
- 西原ヤンバ
Ⅱ 青梅町
- ふがふがよっちゃん
- 路上
- ササキ
- 松
- 裏道
- 早春
- 金魚
- 石鹸問屋へお嫁にいった綾子さん
- 少年ケニヤ
- くの字くの字
- 色硝子
- お次の番だよ
- 裸足
- 真ん中
- あんども屋
- 二人
- 道行
Ⅲ 夜
- 窓辺
- 十三歳
- 声
- 街灯
- 草書
- アカ
- 春の訪問者
- 窓明かり
- 月光
- 硬い表情
Ⅳ ふりむん経文集
- 童経
- さかさま子守り唄
- 骨骨経
- 小さな経
- 十四歲の曼陀羅華
- 初陣の加持
- 少女の部屋への鎮魂歌
- かくれん坊や夢たがえ祈文
- 子守り呆け経
- 子をとろ親とろ子ほんのう親ぼんのう
- 四季障子巡礼ごえいか
- 因果はめぐる紙芝居
- こごりほどきのまじない
- 般若の経
- ミツコ信女アキコ信女
- 故里讃
- 女人往生經
- 番唄
- 般若夜叉経
- 都会の経
- めくら経
- 機織り経
- 今日の経
- 辻にいて
- 暗い唄の旅
- 八八八六の島唄
- 沖永良部島の島唄―抄
- 子守(くわむ)い唄
- 日々の唄
- 恋の唄 沖縄の復帰を祝う歌
- 酒の唄
- 時の島
- 暗川(クラゴ)
- 神下(ハミサガ)り
- 頭蓋骨(ショーカン)
- 霊(マブイ)とガジュマル
- 灯り
- ヤマ伯父
- サーチライト
- 沖縄
- 珊瑚礁
- 沖祝女(うきぬる)
関連リンク
干刈あがたの文学世界