われらを生かしめる者はどこか 稲川方人詩集

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 1986年8月、青土社から刊行された稲川方人の第4詩集。

 

目次

  • (あれは亡霊が桑の葉の匂いをかぐころ)
  • (上流へそれよりも上流へ)
  • (みどりの水にうきあがるころ)
  • (たましいの乳母車が十五) 
  • (三百の火を三百の雫で消しながら) 
  • (麦芽のころ)


(川、流レツヅケマス)

  • (馬のいる駅は)
  • (おまえが見ているのは時間だけだ)
  • (あの伊野の四辻の)
  • (鳩を殺しましたか)
  • (三森の夏火事)
  • (火が生まれます)
  • (船は眠っているが)
  • (石の音、かなしいでしょう)
  • (ふかい夏)
  • (塙、寺山、流まで)
  • (馬の背にみんなが写ると思います)
  • (移民するきいさん)
  • (すれちがいました)
  • (横たわる土地の名)
  • (呼びかける名は空いています)
  • (ふかい夏)
  • (路傍よ)
  • (みつぎ橋の上)
  • (いだく寒さもない)
  • (蜂をとばす)
  • (はげしく写る)
  • (私は来て)
  • (かなしみがほろびる)
  • (水をびんに入れて)
  • (私は呼びます)
  • (筏のようなあの日)
  • (むかえにきたよ)
  • (生キトシ生キルモノ、応召です)

  • (生没の長きを述べよ)
  • (その名が朽ちるまで) 
  • (あの町の名を) 
  • (地上を流れる川を私が渡るのは)
  • (川デアルタメニハ)
  • (陸のくにを発っていこう)

覚書


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