ネミ湖にて 飯田善國詩集

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 1988年10月、不識書院から刊行された飯田善國(1923~2006)の第3詩集。

 

 ローマ郊外にあるネミ湖は、ローマ・カトリック教会の法王様の別荘があることで知られている。法王様の別荘の辺をロッカ・デ・パパという。
 細長い小さな湖水だが、断崖から見下ろす湖面は深く静まりかえっていて、すこし無気味だ。
 ローマは華やかで、明るく、眩しい。その繁栄と喧騒の春から一時間ほどのドライヴで、神秘的な感じの漂うネミ湖の周辺に着く……。
(「あとがき」より)

 

目次

船出・イフィゲネイア
ヴェネチアの三月

Ⅰローマ詩篇

  • エレベーターの針
  • ネミ湖にて
  • スペイン階段
  • エロティックな噴水
  • 乳房の見える窓
  • 一椀の味噌汁
  • 一皿のステーキ
  • ローマ
  • ローマのチャップリン
  • フラスカウティの黄昏

Ⅱベルリン詩篇

  • あるバス停
  • ベルリン小景 1
  • ベルリン小景 2
  • ベルリン小景 3
  • ベルリン小景 4
  • ベルリン小景 5
  • 動物園駅(バーンホフ・ツオー)
  • 見られる
  • 五月の空気
  • 来たひと
  • 陰部誘拐団偵察記
  • 牛刀と神秘
  • うじ虫の天

あとがき

 

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