約束 草野信子詩集

f:id:bookface:20180322205411j:plainf:id:bookface:20180322205417j:plain

 1987年2月、詩人会議出版から刊行された草野信子(1949~)の第2詩集。装画は立原あゆみ、装幀は頓所仁子。

 

 書くべきことは――自分の貧しさに むち打ってでも 書かなくてはいけないことがある と思っています――他にあったはずです。編んでみて 改めて そう思います。私が書いてきたのは 日々のかけらのようなことばかり。でも それも編んでみないと気づかないことでした。
 夫だったり 少年たちだったり 時には行きずりのひ とだったり。誰かに向けて書いた詩ばかりです。みんな 私の愛するひとたちでした。書くということは そのようにしてその時の自分のこころの在りかを示すことです。と 同時に 書いてしまったことは 逆に自分自身の在り方を問い返してくるものだ とこの頃 思います。
(「あとがき」より)


目次

  • 川のかもめ
  • 電話
  • らくがき
  • カセット世代
  • 夜の会話
  • Runner's High 
  • こころ
  • ひとのかたち
  • 百日草 
  • プールサイド
  • 送別会
  • おでん 
  • 語り部
  • 犬のはなし
  • 風聞草
  • 約束

あとがき


日本の古本屋で検索
ヤフオクで検索