1975年6月、ポエトリー・センターから刊行された関西戦後詩に関する座談会記録。編纂者は福中都生子(1928~2008)と犬塚昭夫(1942~)。
目次
- 一、詩誌「詩文化」と反骨精神
- 「詩文化」「豚」「花」「コスモス」「詩と真実」など
- 二、詩誌「山河」の時代
- 政治とインナ・カンバセーションの孤独
- 三、社会主義リアリズムからアヴァンギャルドへの軌跡
- 農民詩からの出発
- 四、文学運動は可能か
- 「山河」とその周辺・「ながれの会」について
- 五、終戦詩の最前線
- 「働く人の詩」を中心に
- 六、在日朝鮮人と文学
- 「ヂンダレ」「カリオン」他
- 七、忘れられない詩人たち
- 湯口三郎・天野美津子を中心に
- 八、「唐山の鳩」は死なず
- 「日本未来派」と池田克巳
- 九、短歌的抒情の否定
- 小野十三郎の世界
- 十、詩とうたと、詩の読演について
- うたの復権・朗読のスタイル・他
- 十一、国鉄詩人連盟
- その存在と現状
- 十二、関西戦後詩の素描
- 戦前・戦後・現在の旗手たち
「前夜祭」「大阪」資料
編纂後記