天皇陛下の銀時計 清水昶

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 1995年5月、邑書林から刊行された清水昶の評論集。

 

 阪神大震災が起こり、五千五百余名が亡くなった。東京の地下鉄サリン事件では十二名が死に五千人をうわまわる中毒患者が出た。
 なにか、日本列島が不吉である。
 その中で詩を書くひとりとして、不安なのである。
 この生と死の不安を、どのように表現したらいいのか、未来に向かって書くということはどういうことなのか、ふり返って見ながら自分の文章を読み返している。
(「あとがき」より)

 

目次

  • 日記・病院にて
  • 酩酊日記

  • その日まで
  •  詩人とは
  •  死について
  •  恋文
  •  銭湯
  •  家族 
  •  石原吉郎のこと
  •  その日まで
  •  第三の男
  •  酒田
  •  国家
  •  双子
  •  顔
  • 竹の水仙
  •  以倉紘平
  •  運命
  •  受験生
  •  選挙
  •  学歴
  •  エロス
  •  象
  •  歯
  •  埴谷雄高
  •  竹の水仙
  •  教授
  •  密告
  •  加藤温子
  •  格
  •  余白句会
  •  佃学の死
  •  天皇賞
  •  ケルアック
  • ザ・ゲイ!
  • 詩と飢えと
  • 嵐山の夏

あとがき


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