1958年3月、現代社から刊行された福田須磨子(1922~1974)の第1詩集。装幀、装画は山中清一郎。
目次
序 中河與一
- ひとりごと
- 母を恋うる唄
- 自己否定
- 赤外線
- 新聞記事
- 発熱
- 私の皮膚
- 梅園温師標艦
- 私の皮膚
- S医師に
- 秋は来たれど
- 白髪
- 再びS医師に
- 雨の日に
- 生命を愛しむ
- 雪
- 撮影
- 入浴
- 亡き父母に
- 忌わしき思い出の日に
- 皓に
- あわれな女
- 静かな憩い
- 手紙
- 栗ごはん
- おのれに
- にわとり
- 夜来香(エーライシャン)とカンナ
- 友の便り
- 注射Ⅰ
- 注射Ⅱ
- 眠り
- 叔父と逢いて
- うちのオッサンの背
- 入浴
- 病みふして
- エピソード
- 入院せる夜
- ベッド
- 重夫に――
- こころよき日に
- 八月の暦
- 原爆を作る人々に
- 皮膚切開
- 原爆患者の死
- 祝婚歌
- 涙
- いのちある限り
- 花こそは心のいこい
あとがき
関連リンク
長崎の原子野で被爆者の辛苦を綴った詩人・福田須磨子~被爆65年目の長崎・広島を訪ねて(1)~(醍醐聰のブログ)
福田須磨子の遺作見つかる(長崎新聞)