1985年4月、文藝春秋から刊行された鮎川信夫(1920~1986)のエッセイ集。週刊文春連載。
目次
- ソルジェニーツィン来日の意味
- 丸谷才一の毒のないパロディ
- 人類の絶滅はあるか?
- 読書週間を終えて
- 若い世代の感性
- 松田聖子と竹村健一
- アンドロポフの登場
- コンピューター時代に
- キッシンジャーの勝利
- キッシンジャーと日本外相
- E・Tブームの底にあるもの
- 野坂昭如の江藤淳「弾劾」
- 江藤淳の国家論は正当か
- ピッチャーの攻撃性
- 非行少年・非行少女
- 煙草もおちおち吸えぬ社会
- 『佐川君からの手紙』の異常さ
- 小室直樹の田中角栄論
- 隣人裁判が意味するもの
- 連合赤軍・永田洋子の手記
- 太宰治『ろまん燈籠』再読み
- オーガズムと「Gスポット」
- ソルジェニーツィンの警告
- ディズニーランドの魅力
- 『戦後史の空間』の憂鬱『メガトレンド』の未来
- オーウェル『一九八四年』
- 「十年後」は予測しうるか
- <日本占領革命>の全貌
- <占領〉と経済の民主化
- 浅田彰の「逃走の倫理」
- ビートたけしの道化ぶり
- ボネガットの「武器中毒」論
- マッカーシズムの実態
- ロス事件とジャーナリズム
- 写真で見る「百年前の日本」
- ショーケンの告白的自伝
- 「兵士」となることの意味
- 迫真のロシアン・ミステリー。
- 見直される「地政学」
- ロス事件の論評について
- ボードリヤールの理論
- 三島由紀夫とスポーツ
- 『窓ぎわのトットちゃん』
- ダーティハリーの勝利
- 鳥羽欽一郎『これからの韓国』
- 牧田吉明『わが闘争』
- 世界の教科書が見た日本
- プロ野球・テレビと球場
- 棋士・米長邦雄の勝負哲学
- 橋川文三『昭和維新試論』
- 『国際報道の現場から』
- 『中華人民生活百貨遊覧』
- イバン・イリイチの思想
- 西部邁『生まじめな戯れ』
- ロス五輪とカリフォルニア
- 『日本の国家戦略』
- 「中東」解読・最良の手引
- 飯島正『戦中映画史私記』
- 発達しすぎたデモクラシー
- ルカックスのレーガン評
- 江藤淳『自由と禁忌』
- 山崎正和『柔らかい個人主義の誕生』
- フリーマントル『CIA』
- 『モア・リポート』男性版
- 坂本龍一『本本堂未刊行図書目録』
- 梁石日『タクシードライバー日誌』
- 増田みず子『自由時間』
- 『経済学』がさし示す方向
- 『マーク・トウェイン自伝』
- 極楽とんぼの『術語集』
- 宮型霊柩車は俗悪か?
- 米国の新保守主義革命
- 「現代ロシア」を知る
あとがき