1989年6月、書肆山田から刊行された藤井貞和のエッセイ集。装幀は青山杳。
目次
- 「会う」……
- 歌の遊び
- 祝福としての「うた」
- 現代詩の言葉
- 引用する蕪村
- 短歌の翻訳
- 古典の読みかた
- ――創意ある展開を
- 新芽の光り・今宵の雨月
- こちら側とむこう側
- 古代語の”幻想”
- 歌と文との会田
- 歌謡の背景
- 岩切久美子の舞踏
- 南東歌謡と神話
- 和歌と琉歌
- 昔語りと子供
- 今生考
- 翌日(あす)ない花のために
- 矢島十二頭記
- 『死者の書』
- 修羅からの出発を……
- 『うたげと孤心』
- 『茂吉の万葉』
- 詩と短歌との出会い
- 一〇年をこえて……
- 『星刈り』に寄す
- 青春の感性
- 『釋迢空短歌綜集』
- 『長塚節歌集』
- 流燈の……
- 一行の世界
- さゝ啼き
- 公式記録のない、幻の、後ろ姿が……
- 死海の叫び
- 詩的伝統について
- 都市のシャーマニズム
- 燃える奈良
- 朴さんのまなざし
- 坂部の冬祭
- 私は石に耳を押しつけてみた
- おのころアイランド幻視行
- 西の風神