2018年6月、航思社から刊行された松本圭二の評論集。松本圭二セレクション9。カバー写真は小山泰介。付録栞は山本均と坂口一直。
目次
第Ⅰ章 詩/文学
- 詩人の生きる道――大岡信
- 稲川方人考
- 続・稲川方人考
- ドンブラコ――岡田隆彦
- サタンの書――山本陽子「遙るかする、するするながらⅢ」
- 純粋詩人に物申す――『高貝弘也詩集』
- 殺気と抒情――中尾太一
- 詩クロニクル2001
- 読書日録2002
- これから
- ミスター・フリーダム
- 包丁男と泡沫詩人―詩の現在を、私はこう考える
- ニッピョンギョと詩のことば
- インタビュー 詩集のつくり方
- 木村栄治/鈴木一民/佐藤一郎
- ジュニアの世界――阿部和重『シンセミア』
- いやな感じ――渡部直己『メルトダウンする文学への九通の手紙』『不敬文学論序説』
- 「詩人くん」と「おカバちゃん」――絓秀実『1968年』
第Ⅱ章 詩/映画
第Ⅲ章 映画/フィルム
- みんな死んじまえ!――『ナチュラル・ボーン・キラーズ』
- 退場劇を想像しろ――ロバート・アルトマン『プレタポルテ』を観に行く
- 反西部劇的「サーガ」の顚末――『アウトロー』
- 時間の殺伐――『東京画』
- アメリカでは働かなくてもホテルの住人になれる―『ミリオンダラー・ホテル』
- 批評! 映画
- 青少年育成のための映画上映
- 侯孝賢と私
- クソったれはクソったれである――コリン・マッケイブ『ゴダール伝』
- フィルムアーカイヴはビデオを救えるか
- デジタルは重病人だ――フィルムアーカイヴの現場から
- フィルムアーキヴィストに関する七つの断章
- アニメーション『バクダット姫』の共同復元
- 地方とアジアの映画発掘―『ドレミハ先生』『義民 冨田才治』『海に生きる人々』
- 二〇一〇年の城之内元晴 あるいは城之内元晴の全作品が福岡にある理由
- 映画への試み/映画『非破壊検査』