1966年10月、思潮社から刊行された小野十三郎の詩集。装幀は伊原通夫。
目次
- 雲も水も
- 花びら
- サイゴンの南方メコン川下流のデルタ
- 落葉の下
- 自然も斗いに参加する
- スカンボの花とチヨウデの花
- 紅葉1
- 紅葉2
- シェーラの山
- 城砦
- 北越雪譜
- 毛先生の七律
- 古い貴重な資料
- 北の恋人
- 子どもの失踪
- 土讃線の雨
- 八月は 蟬の声なく
- 海底地震
- キューバへ!
- 寝汗の世界
- 奥の細道
- 工作者の旅行
- いま、この時刻に
- コンビナートの鰻
- 黒四の地下
- まだ行ったことのない国の街の大通り
- だれもいない家のかけっ放しのTV映像
- 藪蚊
- 丘
- 叫び
- 野のまわり
- きみの眼に
- 鬼あざみ
- しゃくなげ
- そんなに遠くない
- やめときなさい
- 着陸
- 父なし子
- 海には汐が満ちていた
- きょうは雨
- 太陽、この夜明けの
- 秒読み
あとがき