1979年9月、中央公論社から刊行された古山高麗雄のエッセイ集。装幀は菅野充造。
目次
Ⅰ プノンペンの娼婦へ
Ⅱ 他人の痛み
- 他人の痛み
- 虚妄の旗
- 読みたい小説
- 流行の思想不変の思想
- ロバの鼻先のニンジン
- 「今昔物語」の面白さ
- まがいの蒸発
Ⅲ 裏話的取材旅行
- 裏話的取材旅行
- ニューヨークの夜鷹
- 小買い小ばくち
- 踊りに囚われて
- 牡鹿から男鹿へ
- リラとパンダのパリ
Ⅳ 昭和五十三年 ぶつくさぶつくさ
- その1
- 富すれば鈍する
- 憲兵即悪の図式
- 愛馬心とは
- アメリカ抜きでは
- いくつになっても惑う
- テンポイントの教訓
- 嫌煙権てなに?
- 買い占め経済
- 一様な「皆」
- シュプレヒコール
- ガスという時限爆弾
- 哀しき性情
- 滑走路一本分の繁栄
- 座頭市とアヘン
- 魚ばなれの構造
- 知らない権利
- 異質の人々
- とかく正しい人は
- 一億給懺悔思考
- 大人も哀れ
- その2
- コエタゴは粋には担げない
- 綱は福の種
- テレビの影響
- 心の憂さの捨てどころ
- 流行と定見
- スゴーク心配
- お叱りの手紙
- スターは気の毒
- もちつもたれつ
Ⅴ 私のモダン・タイムス
- 私のモダン・タイムス
- 友が持って来た一本の酒
- コーヒーの思い出
- 残された自由
- 事実と真実
- 人柄明快・作品難解
- 当り前のこと
- 北軽井沢の雪
- 私の被害届
- ちょっと怖い話
- ハンドバッグのマナー」
- 競馬というもの
- 小市民の感懐
あとがき