1966年9月、雪華社から刊行された女性詩アンソロジー。編者は新川和江。装幀は山崎晨、カバー写真は幸島正則。
目次
■小鳥の足あと九つの詩篇
- 寂しき海
- 海盤車に寄する
- 朝
- 森
- 虹
- 小さい女中
- 廃馬
- コスモスの花
- 寂しき夕雨
■メロン・レモン・ストロベリィ
- メロン・レモン・ストロベリィ/柳川章子
- 青いりんご/吉田真津子
- 海/三浦洋子
- 悲歌/吉行理恵
- 涙/城戸美千子
- スケッチブックの花/若谷和子
- 童謡/立原えりか
- 幕間に/村松英子
- おしゃべりな真珠/安井かずみ
■ゆれる心めざめる瞳
- カミサマと私/小出瑞枝
- 見てやろう/千葉映子
- 若さゆえの動揺/吉岡恵利香
- 一晩中歩いてみたら/松下良子
- おいらん草/上杉浩子
- あわれな娘と海/阿部千歳
- 明度/小池玲子
- 希い/山本道子
- その時のために/生路洋子
■恋・女の学校
- 一日の物語/岸田衿子
- そんなにやさしい/近江靖子
- おくりもの/笠原三津子
- 花のメルヘン/小山銀子
- あなたとわたし/堀内幸枝
- きょねんのこと/中島明子
- 酒の味/渡辺真美子
- ほねなしやねん/日和佐勝美
- バーベキュー/白石かずこ
- 天使のうた/新藤涼子
- 愛は愛の言葉が嫌い/秋野サチ子
- 火の唄/榊弘子
- 私は小鳥です/小出ふみ子
- やさしい日によせて/堀場清子
- だまして下さい言葉やさしく/永瀬清子
■さようならの美学
- 訪れ/木下博子
- ことば/小黒千恵
- あたしとあなた/小林初枝
- レモン・ティ/城道子
- おもいで/梶原しげよ
- 雪あかりの道で/岩田京子
- 愛はない/石丸万寿美
- あなたは死者/河下柳子
- 長い時間/富岡多恵子
■青いあんずの熟する時
■ひとつの屋根の下に
- 婚姻/新川和江
- 花よめのうた/藤原菜穂子
- 貧乏人/松村美生子
- 秋のメモ/高島菊子
- たまごのような方へ/さわざき・いそこ
- べつべつにうたわれる朝の唄/多田智満子
- 午後のレモン水/中村千尾
- だきあってねむる夜のように/福中都生子
- 怒るときと許すとき/茨木のり子
- いつも見る死/財部鳥子
- 愛犬悲歌/香川紘子
- 春愁/小林富子
- 花料理/芥川瑠璃子
■子のうた母のうた
■<食う〉ということ
■女はx
- 女は…/北川悠紀子
- 天路歴程/磯村幸子
- あたしは5/武村志保
- 恋文ではなくて/内山登美子
- くらくら/山口洋子
- 祈り/吉岡明子
- 鬼火/中潟寿美子
- 早春/北川多紀
- 不安な昼下り/所田鶴子
- ラスト・ダンスは私に/岩谷時子
■心静かな日のためのうた
- 影/加藤八千代
- 夏みかん/森川法子
- 友/村上博子
- 寝台の少年/会田千衣子
- 植物誌/牟礼慶子
- 雷の花/新藤千恵
- ポプラ/金沢星子
- 土塀/市川君江
- 真昼の鐘/福井久子
- トラピストで見た冬バラについて/江間章子
- 雪夜/片田芳子
- 十二月の蝶/武田隆子
- 静かに訪れて/高田敏子
■あとがき/新川和江