終と始 福田律郎散文詩集

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 1957年9月、理論社から刊行された福田律郎(1922~1965)の第2詩集。

 

「終と始」は、現在闘病中の作者の不屈な魂が創りだした第二詩集である。作者は戦後いちはやく多くの詩人たちを結集して「純粋詩」を創刊した。それは当時の青年詩人た ちのグループであり、詩史的には、現在の「列島」「荒地」「地球」などの諸流派の、思想上・方法上の分岐点となっ た母胎である。作者自身も、そこから、詩を集団による政治実践の立場に発展させる戦列に加わり、そのすぐれた選手となった。時代の新しい精神によって古い伝統が否定されるときに生れる不可避の生き方と詩形式をつらぬく精神の純粋な結晶を、人びとは、いまここに受けとるだろう。
(カバー紹介文より)


目次

A氏への書翰

  • 第一信
  • 第二信
  • 君の肩の一方
  • 革命
  • かくれんぼ
  • S家の食事
  • ネヴィヴィル街にて
  • 移住民
  • 石柱のある風景(ヴィジョン)
  • 隣人
  • かけ くらべ
  • 棚からぼた餅

解説 村松武司


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