1971年10月、母岩社から刊行された山口ひとよの第2詩集。イラストは北山泰斗。
前詩集「復活祭まえに」を刊行いたしましてから今年で四年目になります。今回も「方舟」同人諸氏のあたたかな励ましに支えられて、第二詩集を刊行することができましたこ。とを心から感謝いたします。集録作品十五篇はすでに詩誌「無限」「葡萄」同人誌「方舟」詩集「女流詩人集で」に発表したものが殆どですが、編集するさいかなり書き直したものも数篇あります。なお、一陽会の抽象作家として多方面に活躍されている北山泰斗氏から、この詩集に五葉の挿画をいただけましたことはおもいがけないよろこびでした。
(「あとがき」より)
目次
- 生贊
- 毒
- 斑紋
- 棘
- 短い夏
- 扉
- 歪む夢
- 青い薔薇
- くちなしの花
- 葡萄
- 秋
- 白鳥
- 真珠
- 森
あとがき