吉本隆明詩集

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 1963年1月、思潮社から刊行された吉本隆明(1924~2012)の詩集。装幀は山下菊二。


 今度、思潮社の好意によってユリイカ版、「吉本隆明詩集」を復版するに際して、ユリイカ版にあった誤植を厳密に校訂して確定的な版とすることができた。仮名遣いは制作時におけるものを復元した。第Ⅰ部は旧仮名を用い、第Ⅱ部は新旧両仮名を混肴し、第Ⅲ部は新仮名を用い、その間わたしの独特の仮名遣いを交えているのはそれぞれの時期の用語法を厳密なすがたで再現したからである。この面倒な復元が可能になったのは思潮社の方々の努力に負っている。
(「註記」より)

 

目次

  • 青い並木の列にそひて
  • 夕の使者
  • 緑の聖餐

  • 固有時との対話

  • 転位のための十篇
  • 火の秋の物語
  • 分裂病
  • 黙契
  • 絶望から苛酷へ
  • その秋のために
  • ちいさな群への挨拶
  • 廃人の歌
  • 死者へ瀕死者から
  • 一九五二年五月の悲歌
  • 審判

  • ぼくが罪を忘れないうちに
  • 異数の世界へおりてゆく
  • 少年期
  • きみの影を救うために
  • 挽歌
  • 戦いの手記
  • 明日になったら
  • 少女
  • 悲歌
  • 反祈禱歌
  • 日没
  • 涙が涸れる
  • 恋唄
  • 恋唄
  • 恋唄
  • 二月革命
  • 首都へ

吉本隆明論=鮎川信夫


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