2017年11月、思潮社から刊行された十田撓子(1977~)の第1詩集。写真は片岡雪子、装幀は猿山修。付録栞は吉田文憲「来満街道を通う夢」、林浩平「郷里の亡霊たちへの祈り ハリストス正教の影で」。第68回H氏賞受賞作品。
目次
i
- 銘度利加
- 赤い花
- 殯
- 青の断想
ii
- 入口に鍵のない扉をもつのは船
iii
- パニヒダ
- 或る聖所へと向かわなければならないときに
- 塔があった
- 第二地帯の入口
- グルス! グルス! Grus Grus
- 鉱山町
- 港町
- 春雨計商人
iv
- パスハの夜
- 晩冬
- 古歌 Psalm
- それでもまだ転轍機は動いているとするなら
- 誰も思い出さなかった馬を
書評等
声を受け継ぎ語り継ぐ祈りにも似た熱い思い(週刊読書人ウェブ/岬多可子)
十田撓子『銘度利加』(H氏賞受賞詩集)(千日詩路)