1942年4月、青磁社から刊行された宮崎丈二の詩集。著者自装。
目次
- この朝
- 立ち上がつた達磨
- 立て 亞細亞の民よ
- 空の勇姿
- シンガポール陷落
- ガンヂーに
- 當然の行爲
- 禁苑の主
- 山の宿
- 動物園の白熊
- 風
- 偶感
- 膃肭臍
- 春蘭
- 平凡な道
- 花咲爺
- 遠い面影
- 一莖の草
- 或る時
- 馬鹿!
- 馬は馬づれ
- 道で
- 達摩
- 稚い春
- 春
- 早春
- 花
- あたりまへ
- 花の獨白
- のそりと歩いてゐる
- 言葉
- 寶石師
- 自分を呼ぶ者
- その男
- もう春だ
- 君と僕
- 自分の喜び
- 雨
- 雪の道で
- 手紙に添へて
- 小春の月
- 鯉
- 或る詩人の葬送
- 夕闇
- 夏
- 人生
- 夜の雨
- その手紙
- サチール然たる千家元麿
- 野原
- 小川のほとり
- 海の音
- 移り住んで
- 新居迎友
- 冬花亭先生
- 大雅堂
- 雪中の鷺
- 雪中の熊
- 杜甫
- 陶淵明は云ふ
- 正月の夢
- 寒さ
- 初冬
- 花を持つ手
- 微笑
- 冬花亭初秋
- 伊豆大島で
- 徽宗皇帝
- 詩業二十年
- 自分の人生
- 愛情の火
- 早春の散歩
- 春の新郎
- 若葉の枝
- 五月
- 朧月
- 春
- 春の滿月
- 新粧
- 梅香
- 縁先で
- 來ないかも知れない便り
- 自分は生きる
- 生きぬく
- 春めく朝
- 冬の或る日
- 穩な冬の日
- サチールの足
- 酒中酒後
- 僕の流儀
- 雜ニ
- 美の顏
- 牧神の親爺
- 庭で
- 月見草
- モデル素描
- 窓
- 日曜日の朝
- 雜三
- 優しい心
- 手紙
- 或る時
- 夢
- 若葉の匂ひ
- 明るい窓
- 朝の窓
- 青葉の影
- いゝ心
- 晴れた日
- 風に鳴る青葉
- 胎春
- 雜三
- 船出を祝して
- 再生
- 散歩から歸つて
- 思ふこともなく
- 八大山人
- 月夜
- 烈しい花
- 冬の機關車
- ほゝゑみ
- 雨
- 運命を呼ぶ情熱
- 新秋
- すずしさ
- さびしさ
- 關西旅行詩抄
- 淀川べり
- 大阪
- 唐招提寺
- 奈良
- 興福寺阿修羅像
- 六甲山
- 神戸
- 須磨
- 空を見上げて
- 雨
- すみれ
- 娘五月
- 世界一周のコクトオ
- たんぽぽ
- 南方の精神
- 雜四
- なんでもない道
- イヴの誕生
- 耶蘇の誕生
- ヨセフ
- マリア
- 誕生
- 初冬
- 友よ 飮まうよ
- 火遊び
- のんきな雷
- 木犀
- 小笠原諸島旅行詩篇
- 黒潮の上
- 夜の航海
- 歸化人の少女
- 要塞地帶
- 鷹の目
- 甘蔗畑
- 海へ行く道
- 風鈴佛桑花の下
- パパヤの下
- 夜香木
- 若葉
- 霞ヶ浦旅情
- 櫻川
- 霞ヶ浦
- 旅にして
- 自然の中で
- 道はこゝから開ける
- 影
- 大雅堂
- 雜三
- 戸を閉める音
- 捧げもの
- 桃をゑがく
- 電車の中で
- 櫻
- 雜八
- 春近い夜
- 椿
- 紫苑
- つはぶき
- 秋
- 花屋
- しなやかな枝
- 木
- 友へ
- 雜五
- 不思議
- 不敵な魂
- 芙蓉
- 畫跋抄
後記