1995年9月、すみなわ詩社から刊行された西村宏一(1930~)の詩集。
目次
- 月夜に釜を抜く
- 犬も歩けば棒にあたる
- 律儀者の子だくさん
- 割れ鍋にとじ蓋
- 年寄りの冷や水
- 得手に帆を上げ
- 盗人の昼寝
- 子はかすがい
- 文はやりたし書く手は持たぬ
- 葭の髄から天覗く
- 旅は道連れ
- 花より団子
- 縁の下の力持ち
- 憎まれっ子世にはばかる
- 臭い物に蓋
- 果報は寝て待て
- ころばぬ先の杖
- 連木で腹切る
- 身から出た錆
- 頭隠して尻隠さず
- 嘘から出た誠
- 楽あれば苦あり
- 類をもって集まる
- 門前の小僧習わぬ経を読む
- 油断大敵
- 京の夢は大坂の夢
- 知らぬが仏
- 雀百まで踊り忘れぬ
- 泣き面に蜂
- 井の中の蛙大海を知らず
- 屁をひって尻すぼめ
- 塵も積もれば山となる
- 目のうえのたんこぶ
- 闇夜に鉄砲
- 老いては子に従え
- 無理が通れば道理ひっこむ
- 論より証拠 貧すりゃ鈍する
- 惚れたが因果
- 鬼に金棒
- 寝耳に水
- 待てば海路の日和あり
あとがき