2005年10月、思潮社から刊行された新延拳の第6詩集。扉写真はアンリ・カルティエ=ブレッソン。
目次
- ひとつの陳述
- 雲を飼う
- 新宿発アルタミラ直行メトロ
- 裏声で急きたてるもの
- わが詩は
- 消えた矢印
- 甘やかな
- 妄想を千切って
- 空間の歪み
- 自分を消す呪文
- ここはどこ
- 鳥の夢の中に
- どこまで歩けば
- 濁っている午後
- 幾世代の闇
- 輪舞の裏側
- 前途無効
- 叩くべき扉
- ヴェールの向こうに
- 死者だけが知るパスワード
- 言葉のない子守歌
- 白紙答案
- 発車のベル
- 夢見る雪だるま
- 来世は蛸にでも
- これからどうなる
- 雲をマフラーにして