たらすこん港 ドーデ 佐々木基一・永井郁訳

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 1949年10月、思索社から刊行されたアルフォンス・ドーデの長編小説。翻訳は佐々木基一永井郁。思索選書105。

 

目次

著者より
・第一の書

  • 一、當局に對するタラスコンの愚痴-牛-王黨神父-天國におけるタラスコン人-パンペリグゥスト僧院の攻圍と開城
  • 二、小廣場の藥局-北部人の出現-「旨くいけば好いですね公爵閣下!」-海の彼方の樂園
  • 三、「タラスコン港新聞」-殖民地よりの吉報-ポリガミルでは-タラスコンは出帆準備をする-「出發するなかれ!神かけて、出發するなかれ!」
  • 四、有翼虎龍の乘船-出帆!-蜂の分房-印度の香とタラスコンの香-パプア語を習ふタルタラン-航海中の氣晴らし
  • 五、《チュチュ・パンパン號》の甲板においてバタイエ神父の物語りたる僞救世主の面白き傳說
  • 六、タラスコン港到着-人つ子一人見えない-義勇軍の上陸-藥劑…ベヂュ…-ブラヴィダ連絡をとる-身の毛のよだつ災難-入墨された藥劑師
  • 七、續けてくれ、ベヂュケ……-モンス公爵は果して詐僞師か?-辯護士ブランクバルム-「ヴェロム エニム ヴェロ」「さうなるが故にさうなのである」-人民投票-《チュチュ・パンパン號》は水平線に消えて行く

・第二の書

  • 一、タラスコン港日記(祕書パスカロンの旅日記)
  • 二、タラスコン港における鬪牛-冒險と遠征-ネゴンコ王とその娘リキリキの到着-タルタランは王の鼻に自分の鼻をすりつける-素晴らしき外交的手腕
  • 三、降りつづく雨-濕氣による病氣の發生-韮入りスープ-總督の布吿-韮が盡きさうだ!-韮は不足せず-リキリキの洗禮
  • 四、パスカロン日記の續き
  • 五、モンス公爵の出現-島は砲撃される-モンス公爵ではない-旗を下ろせ、畜生!-船もないのに島を立退かうといふタラスコン人の十二時間-タルタランのテーブルで全員囚はれの身の總督と運命を共にする事を宣誓する

・第三の書

  • 一、《トマホオク號》の船中においてイギリス人がタルタランを饗應せる次第-タラスコン港の島への訣別-船尾甲板上の總督と小ラス・カーズの對話-コストカルドの再現-提督夫人-タルタラン初めて鯨を射る
  • 二、水師提督の許における晩餐-タルタランはファランドール踊りの足取りを描いて見せる-シップ大尉が下したタラスコン人の定義-ジブラルタル目ざして-有翼虎龍の復讐
  • 三、パスカロン日記の續き
  • 四、南佛蘭西の裁判-支離滅裂な供述-タルタラン神と人の前に誓言す-タラスコンの刺繡師達-鱶に喰はれたリュヂマボー-思はざる證人
  • 五、橋を渡つたボムパール-五つの赤い封印のついた手紙の來歴-ボムパール全タラスコンに呼びかくるも寂として聲なし-「さあ、その手紙を讀み給へ、いやはや!」-北部の噓つきと南部の噓つき
  • 六、續パスカロン日記の終章

譯註
あとがき


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