1998年11月、KSS出版から刊行された眞鍋呉夫の評論集。装幀は司修。
目次
Ⅰ
- 光の薪 矢山哲治
- 最後のソネット 矢山哲治
- つかのまの春 阿川弘之
- 兵ヲ語ラズ 阿川弘之
- 「こをろ」の頃 島尾敏雄
- 猫の墓が持ちあがる 島尾敏雄
- 四十一年目の出撃 島尾敏雄
- ゆめの芒 那珂太郎
- 回生の記録 中村健次
- 空気も芽を吹く 川上一雄
Ⅱ
- 右近の歌一首 佐藤春夫
- 狼なんかこわくない 神沢利子
- 「城外」余談 小田嶽夫
- 「桃太郎」のこと 火野葦平
- 劇的な苦闘 安部公房
- 「すぐり」の世界 小林勝
- 文学のふるさと 坂口安吾
- 颱風の眼 きだ・みのる
- 不思議な節穴 種村季弘
- 看花満眼涙 林富士馬
- 徒者の発見 森敦
- 「生命 仄」について 長尾良
- 月夜の独楽 五味康祐
- 源泉の感情 五味康祐
- 波に浮く月 保田與重郎
- 風狂の人 石川淳
- 反抒情の「鳥」 野田真吉
- 大中寺行 三好豊一郎
- 虚空無為 佐々木基一
- 萩の風 佐々木基一
- 勁い軟派 駒田信二
- 現代のサトリ 吉行淳之介
- 冬の旅びと 中谷孝雄
- 七輪化鯉髭現夢語 森澄雄
- 達谷山房再訪記 加藤秋邨
Ⅲ
あとがき
