1948年7月、岩谷書店から復刊された堀口大學の詩集。装幀は東郷青児。元版は1926年の第一書房版。
目次
・慇懃-眞夜中の御婦人がたへ-
- 砂の枕
- ラインの岸
- 氣候
- 拷問
- 幻の散歩
- 射的
- 扇子
- 人魚
- 小學生
- 虹
- 思ひ出の諸相
- 文から
- 毛蟲
- 百合
- 若鳥の死
- ジユリエツト
- 路上
- 明け方
- まひる
- かくれんぼ
- 祈る少女
- 極樂の夢
- 凱歌
- 半巾の雲
- ばらの季節
- 若しもお前が
- 次第
- シヤンパンの泡
- 飴の心臓
- 鰯の鑵
- 比喩
- 月夜
- 燕
- マリイ･ロオランサンの扇
- 花少女
- 芝居
- 夜半
- その目
- 星のない空
- 秋の空
- 少女がマリアにする祈り
- アンチミテ
・クレオパトラ-化粧室の御婦人がたへ-
- アスピツク
- 釣魚
- 逢曳
- 鼻
・暑中休暇-あかつきの御婦人がたへ-
- 入日
- 團樂
- 海水浴
- 午後
- 貝拾ひ
- 海の羊
- 海の風景
- 要
・感覺の花火-浴室の御婦人がたへ-
- 鳩
- 感覺の花火
- 瓦
- 忘却
- 嫁ぐ少女
- レダ
- 春と夏
- 月光をのむ
- 太陽と蛇
- 晩秋哀歌
- 毛蟲
- 十字語
- ステイプル･チエズ
- 詩
- 待つ間逢ふ間
- 十分が
・五厘の笛-寢室の御婦人がたへ-
- うそ字
- 詩姿
- 李太白
- 身の上
- 涙
- カイヤムよ
- 私は歌ふ
- 慰め
- その日暮し
- 鏡
- 漱石
- 昇降機
- 凧
- 私の嘆き
- 私の詩の中に
- 船出の唄
- キヤンデイ
- ロシアの入日
- キユピドの矢
- 禍
- 人間よ
- 震災詩集｢災禍の上に｣の扉に題す
- 太公望
- 五厘の笛
