1971年6月、秋津書店から刊行された津布久晃司(1935~2000)の詩集。装幀は古川日出夫。現代の詩1。
目次
Ⅰ春闘
- 決起集会
- 春闘
- 要求提出
- 職場からの報告
- ビラまき
- 工業団地
Ⅱうさぎ
- うさぎ
- 金魚
- トンボ
- いい子
- うどん
- じぶんについて
- 岩
- 水
- 海へ
Ⅲ
- 少年の戦争
- 組詩 少年の戦争
- 《はじめに》出てきた場所針
- 《暮らし》熱さまし かさわがに 油揚 金づち 兄弟ゲンカ
- 《戦火》東条英機 加藤隼戦闘隊 刀 疎開 戦時債券 耐える
- 《敗戦》玉音放送 ギブ・ミイ めばえ
- 《おわりに》かくしている街
Ⅳ ふたりだけの秘密
- 愛する
- もえる
- 小学校へ
- ふたりだけの秘密
- しあわせ考
- 花
Ⅴ 山へ
- 言葉の旅
- 怒りを配る
- 皮
- 五日間の最後の朝
- 明るいひびきで
小エッセイ 庶民意識の周辺