1995年5月、ながらみ書房から刊行された奥村晃作の第7歌集。コスモス叢書第475篇。装幀は川内宗康。
目次
第一部 感動派のボク歌は止めない
- 終の年賀状(一九九三年)
- 鳥たち
- 芋銭展
- 花見の宴
- 睡蓮の葉
- プリンセス雅子さま
- ペンキ屋さん
- 津波の島
- 旅の計画
- 体の肉
- 婚
- から揚げ
- 愚形
- 銀杏樹
- ボーナス
- 冬季才オリンピック大会(一九九四年)
- 足踏
- 終点
- 感動派のボク
- 墜落事故
- 巣作りの位置
- 納涼船
- 菊慈童
- 高温の街
- 夏樹兄逝去
- 巨象
- 分子科学研究所
- はから
第二部 浮遊する都市の少女たち
- センベツザウルス
- 私立少女
- アンゼルム・キーファー展
- 自動販売機
- 自動改札機
- レジの機械
- ロッカー
- 金属の鍵束
- 受持は高一Q
- 浮遊する都市の少女たち
- 第九とボレロ
第三部 東寨
- しろたへの闇(一九九三年)
- 日光湯本スキー場
- ははそはの母
- 霧の摩周湖
- 宣長の墓
- 村櫛海岸
- 高山一
- ガーラ湯沢(一九九四年)
- スキー場閉鎖
- ホタルイカ
- 魚津埋没林博物館
- 滝水
- 青驚
- 伊豆伊東
- 大宮神社の花火
- 北京・大同
- 前馬崙・東寨
あとがき
