現実のクリストファー・ロビン 瀬戸夏子ノート2009-2017

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 2019年3月、書肆子午線から刊行された瀬戸夏子の散文集。

 

目次

すべてが可能なわたしの家で──まえがきのかわりに
Ⅰ エッセイ

  • ジ・アナトミー・オブ・オブ・デニー
  • 音たてて銀貨こぼれるごとく見ゆつぎつぎ水からあがる人たち/小島なお
  • 「テーブル拭いてテーブルで寝る」(雪舟えま)のは?
  • 〈有無〉、〈無無〉、〈有有〉
  • 土星のリング
  • 思い出ステーション
  • 旅嫌いには、旅は心中にみえる
  • 東京2020にも君が代ならば君のかかとの桃色がいいさ
  • 瀬戸夏子を殺すいくつかの方法
  • キャラクターだから支流も本流も(石田柊馬)
  • 悪い夏の、アナイス・ニン

Ⅱ 評論

  • 穂村弘という短歌史
  • 私は見えない私はいない/美しい日本の(助詞の)ゆがみ(をこえて)
  • 「手紙魔まみ、イッツ・ア・スモー・ワールド」、あるいはふたたび書き換えられた『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』の結末について
  • 自選歌五首への批評
  • 「愛」について語るときに「私」が語ること
  • (ああ、…………よ、君死にたまふことなかれ、――歌は刃を握らせて、母を殺せとをしへしや、…………?)
  • 巻頭言(『率』七号特集〈前衛短歌〉再考)
  • 以後のきらめき─荻原裕幸
  • 序―我妻俊樹誌上歌集『足の踏み場、象の墓場』について
  • 中井英夫中城ふみ子往復書簡について
  • 「率」三号フリーペーパーにおける「東西短歌会特集」に関する前書き
  • 反=Loverschangefighters,cool―高柳蕗子『短歌の酵母
  • ヒエラルキーが存在するなら/としても
  • man&poet
  • 斉藤斎藤一首評
  • 渡辺松男一首評
  • 『京大短歌』十七号作品評
  • 彼らと彼と彼らについて─『クズとブスとゲス』映画評
  • 輝きの代価さえも美しいのなら、あなたたちは処刑に値するのかもしれない─小林エリカ著『彼女は鏡の中を覗きこむ』書評

Ⅲ インタビュー、ブックガイド、日記

  • 瀬戸夏子ロングインタビュー
  • わたしをつくった10冊
  • ほとんど真夜中に書いた日記
  • 20170507

Ⅳ 歌壇時評

  • 第一回 このまずしいところから、遅れてやってきて
  • 第二回 「死ね、オフィーリア、死ね(前)」
  • 第三回 「死ね、オフィーリア、死ね(中)」
  • 第四回 「死ね、オフィーリア、死ね(後)」
  • 第五回 「人間」にとって「アイディア」とは何か
  • 第六回 「わからない」というレッテルを剝がしてから

Ⅴ 作品

  • 満月まで十五秒の階段にて
  • 約束したばかりの第一歌集と星と菫のために
  • わたしよりもアンネ・フランク(愛の処刑)

あとがき


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