1966年11月、国文社から刊行された小野十三郎(1903~1996)の評論集。
目次
- 詩の前衛は不在か
- この硬い複雑な構築
- 工作者の口笛
- 味方に対して残酷であること
- 文学における「政治」
- 清潔な根なし草
- 革命的ということ
- 日本の散文と韻文
- 現代詩の社会性
- リズムは批評である
- ダブルイメージ
- 純粋な感情なんてものはない
- 現代詩のリズム
- 風景と人間と
- 単純化の問題
- 激動から秩序へ
- 作家が詩からはなれるとき
- サークル詩をどう評価するか
- サークルの壊滅
- ハンス・アイスラーの曲に合わせて
- 生活記録運動のむつかしさ
- 「歌ごえ」と詩のかんけい
- 日本の詩が「歌」になるとき
- 動いているものと静止しているもの
- 世界の詩の広場で
- 前衛短歌私見
- 前衛俳句の問題
- 短詩型文学の行方
- 〝短歌的なるもの〟を繞る一つの異見
- 石川啄木論
- 艾青について
- アナーキズムと民衆の文学