1980年9月、沖積舎から刊行された磯村英樹(1922~2010)の第6詩集。
「女ひと」はいうまでもななく室生犀星の創作語である。これを詩集の題名とすることは『随筆女ひと』により女性開眼して以来の念願であった。念願止みがたく、犀星信奉者諸兄のひんしゅくを承知で、あえて室生朝子さんにお願いして使わせていただいた。
(「あとがき」より)
目次
1
- へんろみちの女
- 洛西の女
- 日高静内の女
- 甲斐の女
- 近江舞子の女
- すしを食う女
- 帯の女
- 虫の闇
- 秋篠
- 海峡の神
2
- 鳥の叫ぶごとく
- 水の女
- 黒髪の蛇
- 浮舟
- きものと女
- 続・きものと女
- 晴着
3
あとがき