1955年11月、書肆ユリイカから刊行された小山正孝(1916~2002)の第2詩集。装幀は古茂田守介。
目次
- 私の指に
- 言葉を
- 青い麥畑の中に
- お前に逢ふてだては
- お前のことを
- ナルチスⅠ
- ナルチスⅡ
- ナルチスⅢ
- ナルチスⅣ
- ナルチスⅤ
- 逃げ水Ⅰ
- 逃げ水Ⅱ
- 逃げ水Ⅲ
- 蝉のいつぱい
- 二人は
- ここでくちづけを
- さまよひ歩く
- 外套のえりを立てて
- 樹液の
- アフガニスタンには
- 美しい唄
- 小曲
- 願ひ
- 眞晝
- 一日
- その人の
- ある汽車
- 飛行場
- 開業廣告
- 肖像
- 詩人の教へ
- 疲れた晝
- 道
- 寶石
- その時Ⅰ
- その時Ⅱ
- その時Ⅲ
- 晩秋
- 栗の木
- 墓地
- 扇Ⅰ
- 扇Ⅱ
- 木の芽のことも
- 古代の森林の
- その日の午前の
- お前の居なくなった室に
- 道には新しく
- 椅子の下には
- たとへこの室を
- 目を細めてじいつと
- いつもそこだけを
- さびしかつた土曜日
- ストリントベルクⅠ
- ストリントベルクⅡ
- オルフォイスⅠ
- オルフォイスⅡ
- オルフォイスⅢ
- オルフォイスⅣ
- オルフォイスⅤ