2001年1月、武蔵野書房から刊行された若杉鳥子(1892~1937)の随筆集。
目次
- 雪のそり橋/朝日
- 想像
- 月下に立ちて
- 葬られざる自己
- 雨後の下渋谷―岡田八千代女史を訪ふ―
- 解放したる心の扉の記
- 不忍
- 闘ひ疲れて―荒廃せし一年間を筑波の山麓に―
- 再び上京して
- 我が眼に美しく映じたる色彩
- 職業の苦痛
- 青春の去り行く時
- 一呼吸
- 火影
- 夜
- 抗争―S先生へ―
- 旅先より
- 孤独の中より
- ある遊郭での出来事―公娼存廃論者への参考資料としての実例
- ある涙と吐息
- 空にむかひて―日誌の中より―
- 嘲笑の合唱を聽く―議会傍聴記―
- 旧師の家
- 夢と現実―婦人の一生―
- 新友の印象
- 庭の訪問者―日記より―
- 吸いとられた薔薇
- 消費組合員となって
- 追憶のまゝに―なつかしき母校の想い出
- 女流作家の道―文芸芸術を愛する若き女性のために―
- ルメジオス―私の好きな女主人公―
- デパートの魅力
- 未来へ未来へ―人知れぬ母の胸中―
- 春江君
- の一人として
- 有閑人とストロオ
- 鎧へる心臓―男の恋の解剖
- ゴシップの厄―十九歳吉凶物語
- 矢車草―花と乙女 十六の恋の物語からー
- 昨日の太陽―娘の恋を語る―
- 新しき夫の愛―牢獄の夫より妻への手紙―
- アヘン的遺物と少女―ひなまつりの想い出―
- 女性から見る世相
- 矛盾なしに―恋愛予約—
- 松田解子の印象―相互印象記―
- 浅間山麓
- 雨の回想
- 独り旅
- 病院の夏
- アンケート回答
- 補遺
- 少女小説 小百合
あとがき