1968年4月、思潮社から刊行された小山正孝(1916~2002)の第4詩集。装幀は駒井哲郎。
目次
- 四重奏
- 散ル木ノ葉
- 1つきはなせば
- 2両手を
- 3雪の山が
- 散ル木ノ葉
- 1彼はゆつくりと
- 2一本の木を
- 3男ばかりで
- 散ル木ノ葉
- 1彼ハコップヲ
- 2五発ノ弾丸ヲ
- 3緑色ノ路面電車ニ
- 散ル木ノ葉
- 1人間くさいにほひを
- 2君の土色の
- 3隊列の彼等は
- 庭
- 散ル木ノ葉
- 1階段をのぼつて
- 2赤ら顔の
- 3頼光は
- 散ル木ノ葉
- 1或る朝は
- 2杉の木の
- 3彼は
- 散ル木ノ葉
- 1西洋菓子の
- 2夜になつても
- 3山肌は
- 殺風景
- 草狂ひ
- 草狂ひ
- 着色山水
- 1虎が
- 2このあひだ君と
- 3限りなく
- 着色山水
- 1晴れると
- 2男と女を
- 3求めても
- 着色山水
- 1あの水を
- 2木のあひだを
- 残念無念集
- 1二人の女が
- 2夜半の月の
- 3彼が僕の方を
- 残念無念集
- 1はじめて自分で
- 2川岸は
- 3夕やみの
- 残念無念集
- 1両側から
- 2彼は石である
- 3円柱の
- 山中輪廻
- 海辺涅槃